令和 4 年度 県内産業 DX プロジェクト支援事業:
自動化が進まない外観検査を解決する

製造業における外観検査の課題と解決方法

製造業において、製品の外観検査は品質管理に欠かせない重要なプロセスですが、多くの場合、検査には人の目視が必要となっています。
そのため、ハレーションによる欠陥の見落としや、検査作業の効率性に課題があります。

このプロジェクトでは、FORESIGHTSTEREOやE3ENGINEなどの最新技術を活用し、小型ベアリングの外観検査を自動化するシステムを開発しました。
これにより、外観検査にかかる時間と労力を削減し、高精度でリアルタイムなデータ収集を可能にしました。

ベアリング外観検査の
自動化システムの開発

高度な AI 技術を活用した
外観検査システムの特徴

このプロジェクトでは、小型ベアリングの外観検査において、FORESIGHT STEREOE3 ENGINEを搭載し、小型ベアリングの搬送用の機構も開発しました。
これにより、見えなかった欠陥を検出し、高精度で高速な検査を可能にしました。
また、検査データをリアルタイムで収集し、集計・可視化するためのダッシュボードも開発しました。
これにより、検査作業の効率化、品質管理の向上を実現しました。

新しい外観検査市場の開拓

自動車産業や金属製品産業への
進出を目指す

本プロジェクトの目的は、製造業での外観検査の自動化に向けた取り組みを通じて、小型ベアリングの外観検査市場を開拓し、さらには自動車産業や金属製品産業の外観検査市場に進出することです。
開発したシステムを活用することで、従来の人手による外観検査に比べて高精度、高速、かつ自動化された検査を実現し、産業の効率化を促進することを期待しています。