TR-300 / 3D × AI inspection system

止めずに、
3D で、
見る。

動いているラインの上で、表面を 3D 化しながら検査する外観検査システム。 「移動ライン上での画像 3D 化」という、従来は困難とされてきた課題を解いた構成です。

神奈川県工業技術開発大賞「未来創出賞」(第40回・令和7年度)受賞機。

3D × AI 外観検査システム TR-300 の外観。黒いアルミフレームで組まれた筐体の上部にカメラ、内部に多方向の照明ユニットが配置されている。

What it shows

一様に見える面から、
疵が形として立つ。

多方向からの照明で表面法線を推定し、面の向きそのものを取り出します。 法線は照明に依存しない特徴量なので、ラインの照明条件が変わっても表面の状態は同じように現れます。

同じ鋼板の Surface Normal 出力。一様な灰色に見えていた面に、押し疵のくぼみと圧延方向の細かな筋目が、面の向きの違いとしてはっきり現れている。
鋼板を通常撮像した画像。一様な灰色の面に見え、押し疵は目視では判別できない。
Live Surface Normal

ドラッグして比べる

鋼板の押し疵。一様な灰色に見える面から、くぼみと圧延の筋目が形として立つ。

Performance

速さは、止めないための条件。

ラインを止めずに全数を見るには、撮ってから判定までが十分に速い必要があります。

3D image generation

30 ms※1

4MP × 4 枚の画像から 3D Surface・2D Texture・Surface Normal 等を生成するまで。業界最速※クラス。

With AI decision

60–80 ms※2

3D 画像の生成と AI 異常判定を含めた、代表的な処理時間。

Inspection speed

200 m/min※4

検査速度・最大値。撮像幅・要求分解能・カメラのラインレートにより異なります。

※1〜※4 の条件は仕様に全文を記載しています。 いずれも TR-300 の値であり、他機種・他用途へ一般化するものではありません。 最小検出可能な異常のサイズは、撮像条件と欠陥の形状によって変わります。

How it works

多方向から照らし、
面の向きを取り出す。

複数方向の照明を順に当て、その見え方の違いから表面法線を推定します。 面の向きが分かれば、色や明るさの差では捉えられない浅い凹凸も、形として扱えます。

取り出した 3D 情報を AI 異常検知エンジン E3 ENGINE に渡し、 良否を判定します。判定は良品だけを学習する方式です。

TR-300 の内部。扇状に配置された多方向の照明ユニットと、その中心下部に据えられたカメラ。

扇状に配された多方向照明と、中心のカメラ。

How it fits together

TR-300 は、どこに位置するか。

当社の製品は 3 つの層で構成されています。TR-300 は「装置」の層にあり、 センサと判定エンジンの両方を実装した構成です。

Layer 01 / センサ

FORESIGHT STEREO®

フォトメトリックステレオを独自に発展させた 3D 画像化技術。多方向照明から表面法線を照明不変に取得し、3D 形状を復元する。TR-300 はこの技術を実装している。

Layer 02 / 判定

E3 ENGINE®

AI 異常検知エンジン。良品だけを学習し、検査員が目視で感じる「良品にはない違和感」を数値化して良否を判定する。TR-300 はこれを内蔵している

Layer 03 / 装置 ・ 本製品

TR シリーズ

センサと判定エンジンを実装した装置群。TR-300 は移動ライン上での連続検査に向けた構成。TR-55 は観察を目的とした構成(計測結果を保証しない)。

In the field

実際のラインの上で。

TR-300 は製造現場に設置され、稼働しています。 プレス機の脇にモニタが立ち、流れてくる材料の表面がその場で 3D 化され、判定結果が表示されます。

〔要確認〕導入先の社名・工程名・導入台数・効果の数値の掲載可否。 確認が取れるまで、本ページに具体的な実績値は記載しません。

製造現場の様子。プレス機の操作盤の隣に検査画面を表示したモニタが設置され、稼働中のラインに組み込まれている。

稼働中のラインに組み込まれた検査画面。

Specifications

仕様

代表的な構成での値です。数値の測定条件は、表の下に全文を記載しています。

製品区分3D × AI 外観検査システム(高速・連続型)
撮像方式ラインスキャン方式
3D 画像化方式FORESIGHT STEREO® / Photometric Stereo
3D 画像生成時間30 ms※1
AI 判定を含む処理時間60〜80 ms※2
3D 処理条件4MP × 4 画像
生成画像3D Surface / 2D Texture / Surface Normal 等
カメラ2K / 4K / 8K / 16K ラインスキャン対応
撮像幅用途に応じて設定
横方向分解能12.2 μm/pixel※3(8K・FOV 100 mm 時)
最小検出異常撮像条件・欠陥形状による
検査速度最大 200 m/min※4
AI 判定E3 ENGINE®(AI 異常検知。良品のみを学習)
受賞神奈川県工業技術開発大賞「未来創出賞」(第40回・令和7年度)/中小企業優秀新技術・新製品賞「奨励賞」(第38回)
ご提供構成に応じて個別にお見積りいたします

※1 4MP 画像 × 4 枚、RTX 3060 6GB 使用時。Photometric Stereo 処理から 3D Surface、2D Texture、Surface Normal 等の生成まで。

※2 3D 画像生成および AI 異常判定を含む代表処理時間。

※3 8192 pixel を 100 mm 幅に割り当てた場合の理論画素分解能。

※4 撮像幅、要求分解能、カメララインレート等により異なります。

本ページの数値は TR-300 の値であり、他機種・他用途へ一般化するものではありません。 最小検出可能な異常のサイズは、撮像条件と欠陥の形状によって変わります。 ここでいう「見える」は、生成的な推定ではなく物理ベースの観察・可視化を指します。

Recognition

外部からの評価。

第38回 中小企業優秀新技術・新製品賞 贈賞式の様子。会場の正面で、当社の受賞者に賞状が手渡されている。後方には着席した出席者が並んでいる。

第38回 中小企業優秀新技術・新製品賞 贈賞式(2026年4月23日・経団連会館)。

神奈川県工業技術開発大賞「未来創出賞」

第40回(令和7年度)/主催: 神奈川県・神奈川新聞社。受賞対象: 3D×AI 外観検査システム「TR-300」。 評価は「移動ライン上での画像 3D 化という従来困難とされてきた技術課題を解決し、製造業の品質保証と生産性向上に資する点」。 審査の観点は「独創性・新規性・社会的有用性」。

中小企業優秀新技術・新製品賞「奨励賞」

第38回/主催: 公益財団法人りそな中小企業振興財団(日刊工業新聞社 共催)。受賞対象: TR-300。 評価は「製造現場における実用性と市場性」。

神奈川新聞では「高い技術的完成度」「産業応用・社会実装への期待」として報じられました。

Contact

ラインを止めずに、
何を見たいですか。

材料・ライン速度・見つけたい欠陥の大きさをうかがったうえで、 TR-300 で成立するかを一緒に確かめます。サンプルでの試写もご相談ください。